てりぞーです。今日は通常のあーだこーだ言う酔っ払い感想文ではありません。長いこと寝かせていたお酒を開封します!!今回の酒は単に開ける勇気がなくて冷蔵庫に眠っていたものです(笑)
では行きますか。今日のお酒はコチラ!!
鍋島 純米大吟醸 三十六萬石 山田錦35% 2012BY アルコール度数16%
佐賀県 鹿島市 富久千代酒造
1800㎖ 11782円(税込)
720㎖ 6171円(税込)
2012年、鍋島がすでに有名なりつつあった頃に購入しました。若気の至りというやつですね(笑)
実はこの鍋島、当時四合瓶を一緒に買ってすぐ開封して飲んだのですが、どんな味だったか覚えていません。つまり比較ができないということになります。
なので、「純米大吟醸もったいないくて飲めない!」こんな考えで大事にとっておくとどうなるか、参考程度に読んでください(笑)
さて、冷蔵庫から出して開封します。特にガスが溜まっているわけではなく普通に開けることができました。徳利に注いでも特に熟成香のようなものは感じられませんが…とにかく飲まないと始まらない!
口に含んでみます。っっっこれは?樽酒のような香りがプラスされています。純米大吟醸ってこんな酒ではないはず。鍋島特有のフルーティさはそのままです。ジューシーで旨味たっぷり。しかし長いこと眠っていたからなのか、後味の酸味に熟成香が混ざっています。
そして微かに苦味も感じるこれは、果物の皮に近い部分を食べた時の感覚に似ていますね。ただ強烈な苦味ではありません。口の中と鼻にすっと抜けていく感じ。これ、純米大吟醸の良い部分が殺されてしまっているかもしれません。
僕はこういう複雑な味わい好きなんですけど、熟成させるための酒ではありませんね。買ったら大切に保管して、晴れの日にささっと飲んだほうがいいです。熟成香はダメな人はとことんダメでしょうから。
では気を取り直して、今度はお燗です。「純米大吟醸を燗するなんて…」確かに、お燗用に作られていなければやるべきではないですね。しかし僕は試したいんです。日本酒の飲み方は自由、失敗してもいいんですよ。
それではぬる燗を飲んでいます…ああ、うん。悪くはない、悪くはないんですけどオススメできません。鍋島のフルーティさが消え、旨味と熟成香は増幅するので、純米大吟醸のいいところがなくなってしまいます。
純米大吟醸は何年も寝かせてはいけないということが分かりました!もし長期間保管しなければいけない時は、ちゃんと酒屋さんに聞いたほうがいいです。
いかがでしたでしょうか。まだまだ僕の冷蔵庫には化石が眠っているので、不定期で出していきたいと思います。熟成酒向きのものもあるんですけど、もったいなくて飲めません(笑)
もったいない精神に蝕まれてきたので今日はここまで!
最期まで読んでくれてありがとうございます!
それでは今日も良い酒を。
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